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共同通信
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【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は16日、バチカン美術館に所蔵されているパルテノン神殿(ギリシャ・アテネ)の彫像の断片3点について、教皇フランシスコがギリシャ側への返還を決めたと発表した。ギリシャ正教会のトップに渡されるという。
バチカン公式メディアなどによると、返還されるのは彫像の頭部など。パルテノン神殿に飾られていたとされるが、何らかの経緯で19世紀にローマに持ち込まれた。
パルテノン神殿に飾られていた彫刻群は大英博物館なども所蔵しており、ギリシャ側が返還を求めている。