Published by
共同通信
共同通信
天皇、皇后両陛下は16日、東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館を訪れ、創設130周年と新美術館開館の記念展「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―」を鑑賞された。
両陛下は中国・南宋時代の茶わんで国宝の「曜変天目」などを見て回った。担当者の説明に熱心に耳を傾け、陛下は「美しいですね」と話していた。
静嘉堂は三菱第2代社長の岩崎弥之助が創設し、第4代社長の岩崎小弥太により拡充された。今年10月に美術館の展示ギャラリーが東京都世田谷区から丸の内の明治生命館に移転した。
宮内庁によると、両陛下は皇太子時代に世田谷の美術館を私的に訪れたことがあるという。