梨泰院の雑踏事故で追悼集会

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共同通信

 【ソウル共同】日本人2人を含む158人が死亡した韓国ソウル・梨泰院の雑踏事故から四十九日を迎えた16日、遺族会が事故の記憶を風化させないとの思いを込めて追悼集会を開いた。犠牲者の家族などが参加した。

 遺族会は集会に先立つ14日、158人をしのぶための焼香所を現場近くに設置している。

 韓国メディアによると、事故に巻き込まれて負傷した男子高校生が12日に遺体で見つかった。自殺とみられ、友人を亡くし心理相談を受けていたという。政府は、生存者や遺族への精神的ケアを強化するとしている。

 事故は10月29日夜に発生。雑踏警備を巡る警察や行政の不手際が明らかになった。