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共同通信
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核開発や核実験による世界各地の被害を学ぶ勉強会が17日、オンラインで開かれた。米英仏が核実験を繰り返した太平洋の島しょ国の一つ、フィジーで核廃絶運動に携わるメレ・トゥイラウさん(30)が参加し、日本に暮らす若者らと交流。「私たちは海を共有している。核兵器のない世界を目指し、一緒に行動し続けよう」と呼びかけた。
米英仏は米ソ冷戦時代を中心に、統治していた太平洋の国々で合わせて数百回の核実験を実施。トゥイラウさんによると、英国の植民地だったフィジーは、自国兵約250人がクリスマス島(現キリバス)での実験に駆り出され被ばくした。