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共同通信
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福岡市の西新町遺跡で出土し、古墳時代前期(3世紀半ばから後半)のすずり説がある石片6個について、福岡大の古澤義久准教授(東北アジア考古学)らのグループが、近世(江戸時代)の砥石とする見解を明らかにした。11月に九州大で開かれた九州考古学会で発表した。
石片6個は、12~22次調査で出土。砥石とされていたが、近年、久住猛雄・福岡市埋蔵文化財センター文化財主事が、5個については「古墳時代の板石すずり」と発表、1個についても板石すずりの可能性を指摘していた。