香港補選、親中派が独占

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共同通信

 【香港共同】香港の立法会(議会、定数90)補欠選挙の投票が18日に行われ、親中派の候補者6人のうち4人が当選した。親中派で構成される選挙委員会(現在約1450人)の委員が投票する方式で、一般有権者の投票はなかった。

 立候補には選挙委員10人の推薦が必要で、民主派が事実上排除される仕組みとなっている。

 香港の選挙を巡っては民主派排除を目的に、2021年3月に中国の全国人民代表大会(全人代)が新しい選挙制度の導入を決定、同5月に香港で法整備が完了した。新制度では、一般有権者は直接選挙枠の20議席しか選べない。