こども家庭庁350人に拡大発足

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共同通信

 政府が来年度発足する「こども家庭庁」を巡り、350人体制とする方向で調整していることが19日、関係者への取材で分かった。厚生労働省と内閣府から移管する定員約200人から大幅に拡充。深刻化する少子化や児童虐待への対策を強化する狙いがある。

 省庁の間で対応が難しかった課題に取り組むため、厚労省や内閣府の関連部署を移したこども家庭庁を設置する。こども成育局は妊娠・出産の支援や、子どもの居場所、保育現場での安全確保などを担当。こども支援局が児童虐待防止や子どもの貧困、文部科学省と連携して進めるいじめ防止、障害児支援を担う。