サイバー攻撃の脅威深刻化

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共同通信

 公安調査庁は19日、国内外の治安情勢をまとめた2023年版「内外情勢の回顧と展望」を公表した。サイバー攻撃の脅威が深刻化しているとし「国家が政治・軍事目的で、諜報や重要インフラ破壊といったサイバー戦能力を強化しているとみられる」と分析した。

 ロシアによるウクライナ侵攻に関連したとみられるサイバー攻撃が相次いだほか、国際的に耳目を集める事象に関する偽情報に注目が集まったとし「社会不安を利用して混乱を引き起こす可能性や、選挙など民主的プロセスへの影響に注意が必要だ」と指摘した。