「ミッドナイト・ライブラリー」がトップ
NYPL、今年最も貸し出した書籍
ニューヨーク公共図書館(NYPL)は19日、今年最も人気を博した本を発表した。NYPLがエリアとするマンハッタン、ブロンクス両区とスタテン島で、最も多く貸し出した本は、2020年のファンタジー小説で、マット・ヘイグが人生選択を模索する女性を描いた「ミッドナイト・ライブラリー」だった。ニューヨークポストが伝えた。
NYPLが貸し出した子ども向け書籍では、ジェフ・キニーの「グレッグのダメ日記」シリーズがトップ10の全てを占めた。ブルックリン公共図書館で最も借りられたのは、夫の失踪を調査する女性を描いたローラ・デイヴの「The Last Thing He Told Me」(21年)、クイーンズ公共図書館では、不気味なフランスのアパートに住んでいる間に行方不明になったジャーナリストを描いたルーシー・フォーリーの 「The Paris Apartment」(22年)が一番多く読まれた。
NYPLは「今年の貸し出しトップは、個性的なニューヨーカーが素晴らしいキャラクターの良書を愛していることを表している。それは驚くことではない」と強調。「NYPLで借りられた書籍のタイトルは、読者を日常の喧騒から解放し、新たな場所へ誘う素晴らしい物語だ」と述べた。5区ごとに傾向が異なっており、マンハッタンは文学小説を好む一方、スタテン島では、サスペンスとロマンスが人気だった。
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