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共同通信
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【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権による女子の大学教育停止命令について、今年2月に公立大が再開した際に暫定政権が男女別授業を条件としたため男子の授業時間が減少し、高等教育省が問題視したことがきっかけとなったことが21日、同省幹部らへの取材で分かった。
各大学では教室が足りないため、男女の通学時間をずらして対応。男女共に十分な授業時間を確保できなくなっていた。タリバンの男女を分ける政策が女子抑圧につながっている実態が浮き彫りとなった。
高等教育省幹部やイスラム法学者らの省内評議会が男子の授業時間減を問題視する意見書を作成した。