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共同通信
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幼稚園から高校まで全て公立校に通った場合、授業料や学習塾代などを合わせた「学習費」の総額は574万円に上ることが21日、21年度の文部科学省の試算で分かった。前回18年度より33万円増えた。全て私立に通う場合も8万円増の1838万円となり、公立の3.2倍だった。
塾や通信教育での伸びが目立ち、文科省は「新型コロナ感染拡大で学校の授業が制限された分を補うため、支出を増やした家庭があった」と分析。低所得層の子が不利にならないよう、教員による放課後指導などの支援に取り組むとした。
公立小中高の学習費は前回より計51万円増えた一方、公立幼稚園は18万円減った。