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共同通信
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東北電力は21日、24年2月の再稼働を目指す女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)で、津波などの対策工事の状況を報道陣に公開した。23年11月の工事完了まで1年を切る中、防潮堤などの整備は「計画通り進んでいる」と説明している。
防潮堤は海抜約29m、幅約800mで、想定される最大クラスの津波に対応。現在は地震による沈下防止のための地盤改良や、漂流物が衝突しても耐えられる防護用の壁の設置を進めている。
原子炉建屋内の耐震補強なども含め工事費は計約5700億円を見込む。大平一樹所長代理は「安全対策を丁寧に説明し、地域の理解を得られるようにしたい」と話した。