米11月住宅着工0.5%減

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共同通信

 【ワシントン共同】米商務省が20日発表した11月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より0.5%減の142万7千戸となり、3カ月連続で減った。着工件数の先行指標となる建設許可件数は11.2%減の134万2千戸に落ち込み、新型コロナウイルスが流行した2020年6月以来、2年5カ月ぶりの低水準となった。減少は2カ月連続。

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)による政策金利引き上げに伴う住宅ローン金利の上昇傾向や建材価格高騰によって、消費者の住宅購入意欲が冷え込んでいることが改めて浮き彫りになった。