駐ロ米大使にトレーシー氏

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共同通信

 【ワシントン共同】米上院は21日、バイデン大統領が駐ロシア大使に指名したリン・トレーシー氏の人事を承認した。9月にサリバン前大使が離任後、空席となっていた。トレーシー氏は2019年から駐アルメニア大使を務めている。米メディアによると、米国の駐ロシア大使に女性が就くのは初めて。

 トレーシー氏はロシア語が堪能なベテラン外交官。14~17年にモスクワの米大使館でナンバー2の首席公使として勤務した。

 上院外交委員会のメネンデス委員長はウクライナ侵攻に伴う米ロの緊張を念頭に「米国の価値観を守るため、力強い代表が必要だ」と強調した。