屋内でのマスク着用を要請
コロナ・インフル・RSウイルス蔓延で、NY市長
ニューヨーク市内でもコロナ、インフルエンザ、RSウイルスが蔓延する中、アダムズ市長は20日、屋内でのマスク着用を呼びかけた。同日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。
数ヶ月ぶりにコロナを巡る記者会見を開いたアダムズ氏。自らもマスクを着用し「ホリデーシーズンには3つの感染症の感染レベルも高まる。自分や家族のために再び自己防衛をしてもらいたい」と訴えた。同席した保健関係者はコロナ感染による死者の80%がワクチン未接種であることを指摘。ワクチンやブースターの接種、集会前の感染検査などの対策を促した。改良型ブースターの接種率は約10%と低い。ホークル知事に地下鉄や屋内でのマスク着用義務化の復活を求める書簡を送った障害者支援団体もある。
感謝祭以来、市内ではコロナの新規感染者が急増。1日3600人に達している。インフルエンザ患者数もここ数年来最多。RSウイルス感染は11月央にピークを超えたものの、依然高いレベルにある。市では移動式検査所でコロナ治療薬「パクスロビド」を配布。インフルエンザおよびRSウイルスの検査やインフルエンザ治療薬「タミフル」の処方箋も提供する予定だ。家庭用コロナ検査キットは図書館や美術館で無料で入手できる。
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