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共同通信
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【マニラ共同】フィリピン国防省は22日、声明を出し、中国による南シナ海での不法侵入や埋め立てなどの活動を批判し「法に基づく国際秩序を順守し、緊張を激化させる行為を控えるよう強く求める」と表明した。フィリピン軍に対し、南シナ海で態勢を強化するよう指示したことも明らかにした。
フィリピン政府は来年1月3日からのマルコス大統領の訪中を前に、南シナ海問題で中国へのけん制を強めている。
声明は、南シナ海のパグアサ島の近くで中国が活動しており、フィリピンが主権を持つ同島の安全が脅かされていると強調。地域の安定を損ない、海洋環境にも有害だと非難した。