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共同通信
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2012年に大阪市立(現府立)桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が顧問の体罰を苦に自ら命を絶ってから23日で10年。日本バスケットボール協会が昨年、12歳以下(U12)の選手の保護者に行ったアンケートでは、試合中にコーチによる「暴力がある」との回答が10.8%。指導者の意識改革は不十分で、体罰根絶の道は険しい。
協会は指導中の暴力実態を把握するため昨春、12歳以下の選手の保護者にアンケートを実施。回答した9332人のうち、試合中にコーチの「暴力がある」と答えたのは1009人。「暴言がある」との回答も3260人(35.0%)に上った。