ネットフリックス、NJ州に制作拠点 世界最大規模の映画スタジオ建設へ

 

 

ネットフリックス、NJ州に制作拠点

世界最大規模の映画スタジオ建設へ

 

フォート・モンマスのジョンソンゲート入口(Photo: グーグルストリートンビューよりスクリーンショット)
フォート・モンマスの旧陸軍基地(Photo: グーグルストリートンビューよりスクリーンショット)

 

 ニュージャージー州のマーフィー知事は20日、ネットフリックスが同州モンマス郡に世界最大規模の映画スタジオを建設すると発表した。21日、パッチが報じた。

 ネットフリックスが使うのはイートンタウンとオーシャンポートにまたがる陸軍基地「フォートモンマス」の跡地。同基地は2011年に閉鎖され、空き地になっていた。地元の経済開発公社は、跡地の一部、292エーカー(約1.2km2)をネットフリックスに売却することを満場一致で決定。同社はここに最新設備の12のスタジオを建設し、フルタイムの制作スタッフ1500人を新たに雇用する。スタジオ面積では同社最大の制作拠点になる。オフィススペースや小売店舗も加える計画もあり、総投資額は8億5000万ドルに上るという。

 ネットフリックスのテッド・サランドス共同CEOは「北米のニュージャージー州に投資して、事業の発展を継続させたい」とコメント。マーフィー氏も「新規雇用を創出し、住宅やホスピタリティー業界も潤う。経済のエンジンとなる」と評価した。同氏は21年4月にネットフリックスやディズニーに書簡を送付。その中で州議会が投票制限を可決したジョージア州を名指しで批判し、制作コストの30%までの税控除を約束して誘致活動を積極的に展開していた。こうしたインセンティブには地元住民からの批判の声もあった。

 


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