人権活動家をスパイ指定、ロシア

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共同通信

 ロシア法務省は、今年のノーベル平和賞を受賞した人権団体「メモリアル」創設者の一人で、女性人権活動家のスベトラーナ・ガンヌシキナ氏を、スパイを意味する「外国のエージェント(代理人)」に指定した。インタファクス通信によると、23日に最新の外国代理人リストが公表された。

 ガンヌシキナ氏は旧ソ連圏で起きた弾圧の歴史を調査し、チェチェン紛争などで難民支援に努めた。個人でも平和賞候補に挙げられたことがあり、2012年まで大統領の諮問機関である人権評議会メンバーも務めた。

 メモリアルも16年に外国の代理人に指定され、最高裁の決定で今年4月に解散を強いられた。