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共同通信
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【ニューヨーク共同】永世中立国スイスが来年1月から初めて国連安全保障理事会の非常任理事国を務めるのを前に、パスカル・ベリスビル国連大使が25日までに共同通信のインタビューに応じた。安保理が理事国間の対立で一致した対応が取れていないロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮情勢を巡り、各国の「妥協点を探るために努力する」と決意を語った。
スイスは2002年に中立政策を争点にした国民投票を経て、国連に加盟した。今回の安保理入りにも中立性を損ねるとの反対意見があった。
ベリスビル氏は、激動の時代に「独立した公平な声がより重要だ」としてスイスが加わる意義を強調した。