Published by
共同通信
共同通信
【北京共同】中国の王毅国務委員兼外相は25日、北京で開かれた国際情勢に関するシンポジウムで、今年は日中国交正常化50周年の節目だったと言及し「双方が歴史をかがみとして誠意をもって接し、2国間関係の大きな方向性を戦略的に捉える必要がある」と訴え、関係改善に意欲を示した。
王氏は今年の中国外交を総括。11月にタイで実施された日中首脳会談にも触れ「関係が安定して発展していくための重要な共通認識を得られた」と評価した。
米中関係を巡っては「米国の誤った対中政策を断固として拒否する」と強調。経済を念頭に「両国関係は切り離せず、衝突しないのが共通利益だ」と述べた。