Published by
共同通信
共同通信
【キーウ共同】「早く戦争が終わりますように」。ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでは25日、住民らがウクライナ正教会の教会で営まれたクリスマスの礼拝に参列し、静かに祈りをささげた。戦時下のクリスマスで「お祝い気分になれない」と嘆きながら、一日も早く平和な日常が戻ることを願った。
2月24日の侵攻後、ブチャはロシア軍に一時占領され、撤退後に虐殺が疑われる遺体が多数見つかった。中心部の聖アンドリーイ教会には25日、小雨が降る中、朝から信者らが次々と集まった。
礼拝の途中、空襲警報が発令されたが信者らは動揺せず、祈り続けた。