21年の外出率、過去最低

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共同通信
東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち

 2021年に外出した人の割合が過去最低になったことが25日、全国70都市を対象とした国土交通省の調査で分かった。新型コロナウイルス禍による行動変容が裏付けられた形。減少幅は地方都市圏より三大都市圏の方が大きかった。大都市を中心に在宅勤務が普及したこともうかがえる。

 外出する割合は、平日が前回15年調査に比べて6.8ポイント減の74.1%、休日が7.4ポイント減の52.5%で、いずれも1987年の調査開始以来最低だった。

 調査は5年に1回程度、移動理由や交通手段を把握するため実施。今回は21年10月下旬から11月末に行い、4万3800世帯から回答を得た。