厚労省、コロナ休業支援金終了へ

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共同通信

 厚生労働省は27日、新型コロナウイルス禍で勤務先から仕事を休むよう指示されたのに、休業手当が支払われなかった人向けの「休業支援金・給付金」について、支給対象となる休業期間を2023年3月末までとする方針を決めた。申請期限は5月末まで。感染拡大を受けて20年夏に新設した休業支援金・給付金は終了となる。

 コロナ禍からの経済活動の再開に伴い、多くの産業で人手不足が強まり、申請件数が減少したことが理由。この日開いた労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の分科会に提案して、了承された。

 休業支援金・給付金は労働者が直接国に申請でき、大企業の非正規労働者なども対象。