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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦政権は28日、同国初の包括的な外交指針「インド太平洋戦略」の全容を発表した。北朝鮮の脅威やサプライチェーン(供給網)の確保など世界規模の懸案に対処するため、日米との協力を強化すると表明。台湾海峡の安定が朝鮮半島の平和にも重要だと明記し、日米の戦略に歩調を合わせる姿勢を鮮明にした。
尹大統領は11月、カンボジアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議で、戦略骨子を発表して連帯を訴え、その後の岸田文雄首相との会談でも説明した。
戦略をまとめた最終報告書は、日本について「未来志向的な協力関係を追求する」と表明した。