インド、コロナ検査を義務化

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共同通信

 【ダッカ共同】インド政府は29日、新型コロナウイルスが感染拡大している中国などからインドに渡航する際、出国前72時間以内のPCR検査と陰性証明の提示を義務付ける方針を発表した。来年1月1日からで、対象は日本のほか、韓国、タイ、シンガポールが含まれる。

 インドは入国者2%を無作為に選んで検査する措置を導入していたが、中国などでの感染拡大を受け、水際対策を強化する。

 インドは2021年にデルタ株が大流行して医療が逼迫し、多くの死者を出した。中国で感染が一気に広がったことを受け、対策会議を開き、モディ首相が市民にマスクの着用を呼びかけるなど、警戒を強めていた。