トランプ氏の納税資料公開

12/30/2022

　【ワシントン共同】米下院歳入委員会は12月30日、トランプ前大統領の2015～20年の納税申告資料を公開した。既に不動産事業などで巨額損失を申告し、連邦所得税の納税額がゼロだった年もあることが判明。米メディア各社が何千ページにも上る資料の分析を進めており、不透明な資産の実態がさらに浮き彫りとなれば「不動産王」のイメージが傷つき、出馬表明した24年大統領選に打撃となりそうだ。

　トランプ氏は歴代大統領の慣例に反し、納税記録の公開を拒み続け、資産水増しや税金逃れの疑いを持たれている。