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共同通信
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【ニューヨーク共同】30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比73.55ドル安の3万3147.25ドルで2022年の取引を終えた。年間ベースでは8.8%下がり、リーマン・ショックがあった08年(33.8%)以来、14年ぶりの下落率となった。新型コロナウイルスからの景気回復が期待されたが、ロシアによるウクライナ侵攻のほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による急激な金融引き締めが市場を揺らした。
FRBは来年も利上げを継続する姿勢を示しており、市場では米国の景気後退に警戒感が広がっている。年明けの米企業決算次第で相場が動きかねない。