首相、G7と少子化対策に意欲

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共同通信
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は1日付で年頭所感を発表した。議長を務める5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向け、中国やロシアを念頭に「力による一方的な現状変更や核による脅しを拒否するとの強い意思を、歴史に残る重みを持って示す」と意欲を示した。少子化対策は「社会全体を維持できるかどうかという大きな課題。先送りできない」と強調した。

 一方、昨年の年頭所感で「本年の大きなテーマだ」と、国民的議論の喚起に意欲を示した憲法改正には触れなかった。

 首相は、防衛力強化に全力で取り組むとして「国家、国民を守り抜くとの首相としての使命を果たす」と宣言した。