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共同通信
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【ロンドン共同】東欧クロアチアは1日、欧州単一通貨ユーロを導入した。法定通貨として採用する「ユーロ圏」は20カ国に拡大し、政府や経済界では経済効果への期待が高まる。一方、通貨切り替えに便乗した値上げでインフレが悪化すると懸念する声もある。
クロアチアは1991年に独立を宣言し、2013年にEUに加盟。財政改革などに取り組み、昨年7月にEU理事会からユーロ導入を認められた。国際通貨のユーロ圏に加わると為替の変動リスクが抑制されるのが利点。これまでの通貨クーナは使えなくする。
クロアチア国立銀行の担当者は共同通信に「経済と金融システムの耐性が増す」と語った。