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共同通信
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【ローマ共同】カトリックの総本山バチカンで2日、昨年12月31日に死去した前ローマ教皇ベネディクト16世の遺体がサンピエトロ大聖堂に安置され、信者らの弔問が始まった。4日までの予定で、多くの人たちが前教皇に別れを告げた。
ANSA通信によると、バチカンを内包するローマの治安担当者の予測では、弔問には1日当たり3万~3万5千人が訪れるとみられる。隣接するサンピエトロ広場で5日に実施される葬儀には、最低でも5万~6万人を見込む。
前教皇は2013年、高齢を理由に存命中の教皇として約600年ぶりに退位し、バチカンの修道院で生活していた。