学童保育充実へモデル事業

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共同通信
2020年3月、自習する学童保育の児童=福岡市の小学校

 共働き世帯の小学生を預かる学童保育の充実を目指し、厚生労働省は学童保育と「放課後子ども教室」との一体化を進めている。一体運用の拡大に向けたモデル事業を始め、対策を強化。子どもの学びや遊びの機会を増やすことを狙う。

 女性の就業率上昇を背景に学童保育の重要性が高まる。就学後に子どもの預け先に困って親が離職を迫られる「小1の壁」は社会問題となってきた。国は2023年度末までに計約30万人分の保育受け入れを目指す計画を18年9月に策定。待機児童解消を進めるとともに学童保育を充実させようとしている。

 放課後子ども教室は親の就労状況と関係なく全ての子が対象。