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共同通信
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【ワシントン共同】2021年の米議会襲撃事件から今月6日で2年となるのを前に、当時の議会警察トップが米政府の対応に「失敗の連鎖があった」と振り返った。トランプ大統領の支持者らが暴徒化する可能性に関する多くの情報を関係機関が把握しながら、的確な分析や警戒の基本動作が取れなかったとした。ワシントン・ポスト紙電子版が1日報じた。
議会警察長官だったスティーブン・サンド氏は3日に発売される著書で問題を指摘。20年12月21日から21年1月5日に多くの情報が議会警察に寄せられていたが、サンド氏ら上層部に共有されなかったとし、同様の事件が再び起こり得ると警告した。