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共同通信
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【ニューヨーク共同】3日の海外の外国為替市場で円高ドル安が急速に進行、一時1ドル=130円台を突破し、129円50銭台を付けた。昨年6月以来、約7カ月ぶりの円高水準となった。
日銀が17~18日に開く金融政策決定会合で、物価上昇率の見通しを上方修正するとの見方が広がり、大規模な金融緩和策をさらに縮小するとの思惑から、投資家の間でドルを売って円を買う動きが強まった。3日は年始で市場参加者が少ないことも急激な円高に拍車をかけた。
円相場は昨年10月に151円台後半まで下落していた。その後の約2カ月半で22円ほど上昇したことになる。