北朝鮮情勢で対応追求

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の非常任理事国に就任した日本の石兼公博国連大使が3日、米ニューヨークの国連本部で1月の議長国として記者会見を開いた。北朝鮮の核・ミサイル開発について問われ「安保理の一致した見解を出せるよう努めたい」と述べ、対応を追求する考えを示した。

 常任理事国の中国とロシアの抵抗により、安保理は北朝鮮の相次ぐミサイル発射に具体的な対応を取れずにいる。石兼氏は、ミサイル発射を食い止められず「状況は悪化している」と指摘。「安保理に参加し、脅威にさらされる日本の人々の声を伝えたい」と語った。