Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】3日に開会する米国の新議会で、下院議長選の行方が不透明となっている。下院多数派となる共和党を率いるケビン・マッカーシー院内総務が議長就任を狙うが、共和党議員の一部が造反を公言し、過半数の支持獲得にてこずる。1回目の投票で選出できなければ100年ぶりの再選挙になる。
共和党は昨年11月の中間選挙で下院(定数435)の多数派返り咲きを決めたが、獲得議席は過半数の218をわずかに上回る222。マッカーシー氏は造反を4人以下に抑える必要があるものの、開会直前まで過半数獲得のめどが立たない事態となっている。