米下院議長選、百年ぶり再投票

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共同通信

 【ワシントン共同】米国で新議会が3日発足した。昨年11月の中間選挙で野党共和党が多数派を奪還した下院(定数435)で議長選が行われ、共和党の保守強硬派の造反により同党トップのマッカーシー議員が過半数の獲得に失敗。100年ぶりに再投票に持ち込まれた。

 下院議席は共和222、民主212、欠員1。議長選の1回目投票では民主党トップのジェフリーズ議員が212票、マッカーシー氏が203票で、その他の議員に入れた共和党の造反票は19票に上った。共和党は2024年大統領選でのホワイトハウス奪還に向け、民主党のバイデン政権に攻勢をかける構えだが、党内対立が露呈した。