メキシコ麻薬王の息子を拘束

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共同通信
「麻薬王」の息子拘束をめぐり、麻薬組織のメンバーによって火を放たれた車=5日、クリアカン(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】メキシコ治安当局は5日、同国最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」を率いた「麻薬王」ホアキン・グスマン受刑者の息子、オビディオ・グスマン被告(32)を急襲作戦により拘束した。米政府は身柄拘束につながる情報に最高500万ドル(約6億7千万円)の懸賞金を提示して行方を追っていた。地元メディアなどが報じた。

 ホアキン受刑者は米国で殺人などの罪により終身刑を受け服役中。オビディオ被告は覚醒剤やコカインなどの密輸に関わった罪で2018年、米国で起訴されている。

 メキシコ北西部シナロア州クリアカンで行われた急襲作戦では銃撃戦となった。