日米、経済安保で協力拡大

Published by
共同通信
米ワシントンで会談する西村経産相(手前右から3人目)とレモンド米商務長官(同左から2人目)=5日(経産省提供・共同)

 【ワシントン共同】西村経産相は5日、米首都ワシントンでレモンド米商務長官と会談し、経済安全保障分野での協力拡大で一致した。中国やロシアへの対抗を念頭に、半導体に加え、バイオテクノロジーやAI、量子計算といった重要な新興技術全般で連携する。

 日本の主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus」と米IBMの両社の幹部も同席。次世代半導体の日米での国産化へ新たな連携強化を打ち出した。

 西村氏が記者団に明らかにした。米政権が協力を求めている半導体の対中輸出規制を巡っては、レモンド氏と「かなり突っ込んだやりとりを行った」と強調した。