林氏、国際秩序の維持へ連携要請

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共同通信
メキシコのエブラルド外相(左)と握手する林外相=5日、メキシコ市(外務省提供)

 中南米と米国を歴訪中の林芳正外相は5日午後(日本時間6日午前)、メキシコの首都メキシコ市で同国のエブラルド外相と会談した。ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、法の支配に基づく国際秩序の維持、強化に向けた連携を要請した。両氏は外交関係樹立から135年を迎えた両国の関係をさらに発展させることで一致した。

 林氏は、日系企業がメキシコに投資を行う上で、同国の法的安定性と予見可能性が重要だと指摘。エブラルド氏は「重要なパートナーである日本の関心に留意して対応を検討する」と述べた。メキシコには中南米で最多となる1300社の日系企業が進出している。