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共同通信
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【ワシントン共同】米下院(定数435)の議長選は6日、異例の4日目に入った。多数派の共和党で保守強硬派が造反を続け、党下院トップのマッカーシー議員が過半数の票獲得に苦慮。6日はトランプ前大統領支持者による議会襲撃事件から2年に当たる。米国の分断を象徴するかのように議長が決まらない異常事態が続いている。
米メディアによると、マッカーシー氏は、自身の議長就任に反対する保守強硬派の要求に応じ、議長解任動議の提出に必要な議員数を1人に引き下げる妥協案で合意。議事運営委員会に割り当てる保守強硬派の議席も拡大した。
議長不在で法案審議や委員会の調査などが滞っている。