昨年12月の犯罪総数、12%減
NYPD「銃犯罪撲滅に注力」
ニューヨーク市警察(NYPD)は5日、昨年12月の犯罪件数は前年同月比で11.6%減少したと発表した。6日、ニュース1が伝えた。
犯罪の種類別の集計で、殺人が26.1%減。重窃盗は25.9%、性的暴行も11.5%減っている。発砲事件は85件で、前年同月の120件を29.2%下回った。窃盗は10.2%、強盗は8.3%減少。ヘイトクライムは29件で、1年前の12月の54件から大幅に減った。ただし公共交通機関での犯罪は205件と前年同月の196件を上回った。殺人は34件。11月の30件からは多少増えている。重窃盗や車両重窃盗も11月に比べて微増。ただし、性的暴行、強盗、重暴行は11月から12月にかけて減っている。年間の集計では昨年の犯罪総数は12万6537件で、前年の10万3388件から22.4%増加した。ただし、殺人は433件で前年の488件から11.3%減少。発砲事件も1,294件で前年の1,562件を下回った。
NYPDが昨年没収したり回収したりした銃は約7000丁。スーウェル本部長は声明文で「危機的状況にある銃犯罪の撲滅に注力した」とコメント。「発砲事件や銃による負傷者、死者が昨年減少したことにつながった。コミュニティーはより安全になった」と続けた。アダムズ市長も「NYPDが優秀な警官を安全チームとしてコミュニティーに派遣したのが功を奏した」と評価した。
→ 最新のニュース一覧はこちら←