米の台湾海峡通過、22年は最少

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共同通信

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は6日、2022年に台湾海峡を通過した米海軍艦艇は9隻にとどまり、19年以降の4年間で最も少なかったと報じた。中国が台湾の防空識別圏に飛ばした軍用機は21年と比べて倍近く増え、米海軍の動きは「対照的だ」と指摘した。22年の南シナ海での「航行の自由作戦」は4回で、6年間で最少だったとしている。

 ブルームバーグによると、米海軍第7艦隊(横須賀市)の艦艇が台湾海峡を通過したのは19年が10隻、20年が13隻、21年が12隻だった。

 中国が22年、台湾の防空識別圏に進入させた戦闘機は前年の2倍程度の約1700機に上った。