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共同通信
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【テヘラン共同】イラン政府がフランスに激怒している。フランス風刺週刊紙シャルリエブドがイラン最高指導者ハメネイ師をからかう風刺画を掲載したためだ。政治的、宗教的権威を傷つけられたイラン側は対抗措置を発動。核協議の停滞やイランの反スカーフデモに関連したフランス人の拘束もあり、両国関係は悪化している。
4日発売のシャルリエブドは反スカーフデモを支持するとし、デモ参加者が拳を突き上げる中、転落しかかった王座にぶら下がるハメネイ師の様子が描かれた風刺画を掲載。沈みかけた同師とみられる聖職者が首つりの縄にすがろうと手を伸ばすような描写もあった。