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共同通信
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【台北共同】台湾の事実上の首都、台北市で8日、立法委員(国会議員)の補欠選挙が行われ、最大野党、国民党の王鴻薇氏が与党、民主進歩党(民進党)の呉怡農氏を破った。中央選挙委員会が明らかにした。民進党は昨年11月の統一地方選での大敗に続く敗北。来年1月に予定される総統選に向けた立て直しを迫られている。
中台関係について「現状維持」を主張する蔡英文政権は「(中台は)互いに隷属しない」として、中国が求める「一つの中国」を拒否。中国の習近平指導部は、蔡氏が呼びかける「対等な対話」に一貫して応じていない。総統選での民進党追い落としのため、「認知戦」を強化する構えだ。