東部で激戦継続、奪還訴え

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日の声明で、占領地拡大を目指すロシアが猛攻をかける東部のドネツク州バフムトやルガンスク州クレミンナで数週間は激戦が続くとの見通しを示した。ロシア側がバフムト近郊のソレダルに攻撃を集中させていると指摘、奪還を訴えた。

 マリャル国防次官も9日、ソレダル制圧に一度失敗したロシア側が、民間軍事会社「ワグネル」の熟練要員らを加えて大規模攻勢をかけていると指摘。ゼレンスキー氏は米欧などが表明した追加軍事支援を早期に前線に投入すると強調した。

 ドネツク州など4州の知事は9日の攻撃でそれぞれ2人が死亡したとしている。