NY株反落、112ドル安

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共同通信

 【ニューヨーク共同】週明け9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前週末比112.96ドル安の3万3517.65ドルで取引を終えた。前週末に700ドル超上昇していたのを背景に、利益確定売りが優勢となった。

 朝方は、前週末発表の雇用統計を受けて米FRBによる利上げ長期化への懸念が後退した流れが継続し、買いが先行。一巡後はインフレ懸念が再燃して売り注文が優勢となった。12日に消費者物価指数の発表を控え、持ち高調整の売りも出たことも相場を押し下げた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、66.36ポイント高の1万0635.65。