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人工妊娠中絶薬、店頭に並び始める
10週目までの服用、安全で有効

全米の薬局で、妊娠10週目までの妊娠を終わらせる人工妊娠中絶薬「ミフェプリストン」が店頭に並び始めた。これまで禁止していた米食品医薬品局(FDA)が、販売を容認した。NY1が6日、伝えた。
ミフェプリストンは、一部で物議を醸している。専門家によれば、妊娠10週までに服用するのであれば、安全かつ有効で、重篤な副作用のリスクはあまりないとされる。服用には、処方せんが必要だ。中絶反対派は、ミフェプリストンを簡単に購入できるようにするのは危険だと主張。中絶を巡っては、連邦最高裁が昨年6月、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を示して以後、国論を二分している。
反対派団体は声明で「バイデン政権は、女性の安全や胎児の命よりも中絶産業の利益を重視することを再び証明した」と非難。その上で「中絶活動家は、すべての郵便局や薬局を中絶ビジネスに変えたいと考えている」と強調した。
「私は約12年間薬剤師をしていますが、ミフェプリストンを調剤したことは一度もない」。薬剤師のサム・アワドさんは「ミフェプリストン200ミリグラムを1日服用し、約48時間後に別の薬、ミソプロストールを服用すれば、24時間以内に妊娠が終わり始める」と説明している。
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