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共同通信
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カザフスタンの上下両院は13日の合同会議で、ソ連時代末期から同国に君臨したナザルバエフ前大統領に「国民の指導者」の称号を認めるなどしていた法律を最終的に廃止した。インタファクス通信などが伝えた。
会議終了後にサイロフ下院議員は記者団に、法律廃止によりナザルバエフ氏の家族にも与えられていた不逮捕特権が剥奪されたと説明した。
カザフでは昨年1月に起きた反政府暴動の背景にナザルバエフ氏の側近や親族らによる長期支配への不満があったと指摘され、暴動を鎮圧したトカエフ大統領の手で影響力排除が進んでいた。ナザルバエフ氏は昨年1月18日に完全引退を表明した。(共同)