Published by
共同通信
共同通信
山口県周防大島町沖の瀬戸内海で海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が自力航行できなくなった事故で、海上保安庁が現場を調べた結果、付近の浅瀬から護衛艦のものとみられる塗膜が見つかったことが13日、関係者への取材で分かった。岩が砕けた痕跡もあり、護衛艦が接触したとみられる。
塗膜が見つかった浅瀬は護衛艦が実際に航行したルート付近で、水深数メートル。海保は、護衛艦が誤って本来の安全な航路から外れたとみて、業務上過失往来危険の疑いで捜査している。
海自は、護衛艦は新たな油漏れがないことを確認できたとして、15日午前8時ごろから現場からえい航を始めると明らかにした。